ファイサーイの朝です。
静かにゆったりとメコン川が流れています。
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対岸の家並みはタイ・チェンコーンです。
手前の緑色のテーブルが並ぶレストランで朝食をいただきます。
朝食の時間は 6:00〜9:00です。
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「アメリカンブレックファースト」 と 「ラオス式朝食」 の2種類が選べました。
アメリカンブレックファーストのコーヒーは思い切りラオス式≠フベタベタ甘々のネスカフェでした…
ウインナーはたこさん≠ナ、ちょっとオシャレ感がありました。
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9:25
ホテルをチェックアウトしました。
ソンテウの運転手から 「タクシ〜?」 としきりに声がかかりましたが、時間もあることだし、歩いてスローボート乗り場に向かうことにしました。
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町の中心から歩いて15分ほど、ガソリンスタンドの先を左に曲がった所にスローボートの舟着場があります。
舟着場の周囲には、テイクアウト用の食事や果物を売る店がいくつかあり、「ランチ、ランチ〜」
と呼び込んでいました。
本来は1房単位で売っているバナナを、昼食用に4本だけ分けてもらいました。(4本で
5,000kip)
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9:45
小高い場所にチケット売り場があります。
まだ窓口は空いていないので、しばらくここで待ちます。
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外国人とラオス人では料金が異なります。
外国人はパークベンまで 110,000kip、ルアンパバーンまでは 220,000kipです。
ルアンパバーンまでは2日かかり、1日目はパークベンで1泊します。
出発時刻は切り取られていますが、11時発の予定です。
10:00
やる気の無いおばちゃんがチケットの販売を開始しました。
ノートに氏名やパスポート番号を記載し、チケットを買います。
すぐ隣の建物にポリスチェックがありますが、ラオス人だけがチェックを受けるようで、今は外国人は受けずにボートに乗れます。
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たくさんのスローボートが並んでいました。
チケットを買って川岸まで行くと、何をしているのか分からないけど、その辺にたむろしているお兄ちゃんやおばちゃんたちが
「スローボート」 と言って舟を指差してくれました。 みんなとても親切です。
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「スローボート! スローボート!」 と係の人が遠くから手招きをしてくれ、桟橋まで降りて行きます。
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自動車の座席を置いただけ (舟に固定されていません) のシートです。
かつてのスローボートは椅子無しの板敷きだったので、その頃から比べると快適度は格段のアップです。
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ルアンパバーンまでのチケットです。
ボートbヘ40と書かれてありますが、ボートのどこにもこの番号は書かれていません…
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座席には番号を書いたこのような紙切れが置いてあります。
乗客はチケットに記載された番号と同じ場所に座っていきましたが、最後の方になって
「番号が無い!」 とか 「重複してる!」 などと欧米人たちが騒ぎ出しました。
すぐに係のお兄ちゃんがやって来て、「すべて自由席だよ」 と案内がありました。
じゃ、この紙切れは何だったの???
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舟の後方には売店もあります。
ちなみに、この奥はトイレ、さらに奥のエンジンルームが荷物置き場になっていて、BPはそこに預けます。
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ビールやジュース、スナック菓子、トイレットペーパーまで売っていました。
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出航の11時近くになって欧米人バックパッカーたちがドカドカと乗り込んできて、舟はほぼ満席になりました。
やがて係のお兄ちゃんが流暢な英語で、
「長時間の船旅だけど、リラックスして楽しんでね。ビールも売ってるからね〜」 と言うような案内があり、さらにパークベンのゲストハウスの斡旋もおこなっていました。
これで出発かと思われましたが、ここからさらに待たされ、11時55分になってやっとエンジンがかかりました。
スローボートがびっしりと停泊している所からの出港なので、左右の舟にガツンガツンとぶつかりながら、時にはバキバキと音を立てての出発でした。
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対岸にはタイの国境警備艇が係留されていますが、緊張感はまったくありません。 いたってのどかなものです。
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30分ほどで第4友好橋が見えてきました。
右がタイ、左がラオスです。
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下から見上げる友好橋は、バスで越えた時と違った雰囲気を持っていました。
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左右に見えていた家々も次第になくなり、山の中へと入っていきます。
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命懸けで疾走するスピードボートとは違い、スローボートはのんびりと景色を楽しむことができます。
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今日は客が多いのか、他に1隻の舟が並走していました。
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途中の村々に立ち寄り、地元民が乗り降りをしていきます。
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「何でこんな所で乗り降りするの?」 と思うような森しかないような所でも乗降がありました。
大きな荷物に自転車を押した彼らも、森の中へと消えていきました。
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まともな桟橋の無い舟着場もたくさんあります。
おばちゃんは大きくて重そうなズタ袋を背負って、砂山を登っていきました。
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17:30
パークベンが見えてきました。
今日の舟はここまでです。
「ルアンパバーンに行く人は、明日、8時30分に同じ桟橋から出発です。」
と係のお兄ちゃんから説明がありました。
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舟から降りた乗客とゲストハウスの客引きたちが入り乱れ、グチャグチャの状態です。
ここでモタモタしていてはいけません。
舟着場に近くて条件の良いゲストハウスはすぐに満室になってしまいます。
客引きたちを振り切り、目当てのゲストハウスに急ぎます。
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ゲストハウスがたくさんある東側とは反対の坂道を上っていきます。
左手には夕暮れの舟着場が見えます。
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17:40 サンティスック・ゲストハウス (Santisouk GH)
坂道を5分ほど歩いたところにあるGHです。
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Wサイズのベッド、ファン、トイレ、シャワーの部屋で、75,000kipです。
かつてのパークベンは、1日に3〜4時間しか電気が使えませんでしたが、今では一晩中電気が通っていました。 ただし、夜に激しいスコールが降り、1時間近く停電になりましたが…
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このゲストハウスでは前夜までに注文しておくと、翌日の朝食とテイクアウトのランチを作ってくれます。
「注文の分だけ市場で食材を仕入れる…」 と書いてありました。
無駄な仕入れはしない… と言うことですね。 立派な経営方針です。
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