6:00
暗いうちにホテルをチェックアウトし、バスターミナルまでやってきた。
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倉庫のような所にバスチケット売り場がある。
サガダ行きは真ん中の小屋。
6時30分発の切符を買おうとしたが、今日は運休で、始発のサガダ行きは8時30分発とのこと…
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せっかく早起きして来たのに…
まぁ でも仕方ない、東南アジアではよくあることだ。
8時30分発のチケットを購入。
切符には座席が指定されていた。
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バスまで2時間半もあるので、近くを散策してみた。
ジプニー乗り場からは、丘の上にある家々が朝日を浴びてくっきりと見えた。
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出発時刻の30分前にバスがやって来た。
ほぼ満席になり、定刻よりほんの少し早くバギオを出発した。
バギオの町を出てもしばらくは激しい渋滞が続いた。
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途中で客の乗り降りが頻繁におこなわれた。
バギオ出発後、3時間ほど経ったところで25分間のトイレ休憩。 |
休憩した場所は山の高い場所で、周囲に数軒の家があった。 |
バギオからサガダへの道は山の稜線を行くため、空を飛んでいるような風景が続いた。
深い山並み、いくつものライステラス (棚田) を眺め… |
ここは山の中の小さな町…
メイン通りはこんな感じ。 |
■ マスフェレ カントリーイン (Masferre Country Inn) |
バスを降りてすぐの所にあった マスフェレ カントリーイン&レストラン に泊まることにした。
レストランがメインになっていて入るのに戸惑うが、レストランのレジがホテルのフロントでもあった。 |
ホテルは正面から見ると 「平屋?」 と思うが、横から見ると3階建てになっている。
崖に建てられているため、フロントが最上階の1階になる。 |
部屋は狭いが、清潔で眺めが良く、静かで居心地が良い。 |
バス乗り場の裏手、バスケットコートの先に立派な教会がある。
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サガダでの伝統的な死者の埋葬方法は変わっている。
ハンギングコフィンと呼ばれるそれは、棺を崖に吊るすのである。
それがあるのがこの先に岩山の中。
しかし、ここから先への立ち入りは、
@観光協会で環境保護料を支払い、名前を登録すること
Aガイドを付けて観光すること
を条件にしていた。
テントにいた係員に、
「すぐそこのハンギングコフィンを見にいくだけだから通してよ〜、お願い!」
と交渉してみたが、頑として通過させてくれなかった。 |
名前を登録し、35ペソを支払って許可証をもらった。 |
テントで許可証のチェックを受け、ガイドのジョイ君を伴って岩山の中へ…
ガイド料:200ペソ
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普通の墓地の中を抜ける。
ジョイ君が 「山下さん一家の墓」 を案内してくれた。
…って、山下さんって誰? |
墓地を過ぎると山道になった。
しばらく岩山の斜面を下る。 |
ここはエコーバレーと呼ばれている場所で、やまびこが響く場所だ。
「やっほ〜!」
と叫ぶと、すぐに見事なこだまが響いた。 |
さらに岩山の急斜面をくだると、ハンギングコフィンがあった。
この一帯にはこのような崖が点在しているが、ここが一番良く見学できる場所だ。 |
小さな棺は子供用で、大人用でも少し小さめにできている。
足を折り曲げた状態で入っているのだそうだ。
書かれている文字は名前、また埋葬した日付も書かれている。
ハンギングコフィンは金持ちしかできないそうで、この崖では1980年に埋葬されたものが最も新しい棺だった。 |
棺の下を降りて行くと洞窟があり、そこを抜けてハイキングができるそうだ。
「行く?」 とジョイ君に聞かれたが、今回はこのハンギングコフィンを見れば十分。
天気も危うくなってきたので、戻ることにした。 |
町の中心まで戻ってくると、ポツポツと雨が降ってきた。 |
観光協会でバスの時刻を確認した。
明日はバナウェに向かうので、まずはジプニーでボントックへ行くことになる。
乗り継ぎ時刻を考慮し、7時00分発に乗ることにした。
このように時刻表がしっかりとあるが、ここに記載の時刻表はあまり関係無いことを明日知ることになる。 |
夕食はホテルに併設のレストランで、パスタのサラダセットを注文した。 |
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