ラオス・ジャール平原 (2015年)

◆ 1日目 ◆



今回の旅は、ラオスの北部に位置するシェンクワーンにあるジャール平原へ向かいます。
この平原には、巨人の酒壺とか宇宙人が造ったなどと言われている、謎の巨大石壺がゴロゴロと転がっています。
ジャール平原にはベトナム戦争やラオス内戦当時の不発弾がまだ多数残っているのであまり観光化されておらず、それゆえに神秘的な雰囲気も残っているそうです。

さて出発は、今回も少ない休暇を有効に活用できる 羽田発の深夜便・全日空NH849便です。
まずはタイ・バンコクへ飛び、飛行機を乗り換えてラオスの首都・ビエンチャンに向かい、さらに飛行機を乗り換えてシェンクワーンに行きます。




「座席の配置で手間取った…」 というよく分からない理由で離陸が30分も遅れましたが、揺れもほとんどなく、ひとまず順調なフライトです。
機内食には うどんのような、スパゲッティーのような、そばが出ました。



到着も30分遅れ、タイ・スワンナブーム空港に到着です。
入国審査がかなり混んでいて時間がかかりました。



タイにはわずか3時間半の滞在ですぐに出国です。
バンコク・エアウェイズでラオス・ビエンチャンに飛びます。



1時間15分のフライトですが、食事が出ました。
味は… う〜ん、、、まぁ、こんなものでしょ。



ラオス・ワッタイ空港に到着です。
ラオスの空の玄関口である空港ですが、小さくて寂しい感じでした。



空港からはタクシーで町の中心まで向かいます。
エアポートタクシーの公定料金は 57,000kip (約 820円) です。
横断歩道を渡った先でトゥクトゥクをつかまえることもできますが、1人だと 60,000kipほどの料金になるので、タクシーを使ったほうが安くて便利です。



ホテルに行きましたが 「部屋の準備に30分ほどかかる…」 と言われたので、バックパックをフロントに預けて昼食に出掛けました。
ホテルやレストランが集中して旅行者に便利なナンプ広場に向かいました。
人がほとんど歩いておらず、寂しい限りです…
さらに小雨も降って寒くなり、セーターを着てちょうど良い気温です。



開いている店も限られていましたが、雰囲気の良い シャンコー・レストラン <Xang Khoo Restaurant> に入りました。



何と言っても、まずは ビア・ラオです〜☆ 
ちょっと寒いですが…



おしゃれな店のカルボナーラ (55,000kip=約 790円)は、やはりおしゃれでした〜
生卵を自分でかけてから食べます。



部屋の準備も整ったので、本日の宿にチェックインです。
ナンプ広場から300メートルほど西に行った ワット・ミーサイの裏手にある シンナコーン・ホテル <Shinnakhone Hotel> です。



フロントの左手に食堂があります。
ここは通常営業していませんが、宿泊料金に含まれている朝食をとることができます。
床がピカピカに磨かれた清潔なホテルでした。



調度品は全体に古ぼけた感がありましたが、最上階の5階で通り側に面した明るい部屋でした。



部屋からの眺めです。



ホテル近くに屯していたトゥクトゥクで、タート・ルアンに行きました。
ビエンチャンはこれで3回目ですが、まともに観光をしたことがなかったので、今回はちゃんと観光をしてみました。



黄金に輝く仏塔が印象的な タート・ルアンは、ビエンチャンのシンボルでもあります。
残念ながら天気が悪く、黄金はピカピカに輝いてはいませんでしたが、それなりに美しい仏塔です。



高さ45メートルの仏塔には仏陀の骨が納められているそうです。
…って言うけど、仏陀の骨が納められている仏塔ってあっちこっちに点在するけど、仏陀ってどんだけ骨を細かく砕いて各地に納骨したんだ?



なんかいい感じのフェンス…



ビエンチャンには <Smoke-Free> と書かれた寺院が数多くあります。
タバコが自由に吸える寺≠ゥと思ったら、それは <Free-Smoke> と言うんですね。
英語の勉強になりました。
看板のマークを見てのとおり、<禁煙> の寺だそうです。
嫌煙運動の波はラオスの寺院まで波及していたんですね。



トゥクトゥクの運ちゃんに 「遠いよ」 と言われましたが、次の観光名所 パトゥーサイまで歩きました。
この道は <12月23日通り> というそうで、「おっ、12月23日にラオスで何があったんだ?」 と調べてみましたが、何も分かりませんでした…
単なるおしゃれな名前の通り、ってことにしておきましょう… (^^;



20分ほどでパトゥーサイに到着しました。
パリの凱旋門をパクって建てた戦没者慰霊塔ですが、内部は未完成のままだそうです。
外観を造ったら、内部を造るのをやめちゃった… ようです。 なんとも中途半端な…



3,000kip (約 45円)の入場料を払って、造るのをやめちゃった内部に入ることができます。



造るのをやめたと言うより、造ったけど手入れをしていない… って感じの内部です。



3Fからいきなりお土産屋≠ェ出現します。
2Fまでの廃墟ぶりから一変しますので、ある意味 ド肝を抜かれます…



造るのやめちゃったから、スペースがもったいないのでお土産屋を作りました〜



てっぺんは展望台になっています。
相変わらず高い建物がほとんど無い首都です。
でも、初めてここに来た15年前に比べると、格段に車の量が増えたなぁ… しみじみ…



大通りの先に見える白い建物は迎賓館です。
最終日に見学をしました。 あっ、もちろん外からだけですよ…



夜、メコン川沿いの公園はナイトマーケットに代わっていました。
生活雑貨を売る店が中心で、客は地元の人がほとんどです。



夜になったら急激に冷え込んできました。
15年前は小さな日本料理屋だった フジ・レストラン <Fuji Restaurant> に行きました。
ラオスに到着して早々に日本食か!? とお思いでしょうが、この寒さで熱燗がムチャクチャ飲みたくなったのです〜☆
熱燗 56,000kip (約 810円) / 茶そば 56,000kip (約 810円)




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