おやじパッカー放浪記
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〜劇場で観た映画 (2006年)〜


【2004年】 【2005年】 【2006年】 【2007年】 【2008年】



NANA2


 人気コミックを実写化した話題作の完結編。ハチ役に市川由衣、ナナの元カレでライバルでもあるギタリスト、レン役にドラマなどで活躍中の姜暢雄が新キャストとして加わった。

【ストーリー】
 大崎ナナ(ナナ)と小松奈々(ハチ)は、東京での共同生活を楽しんでいた。
 ナナのバンドBLACK STONESは、プロデビューに向けて精力的に動き出し、ハチはナナの成功を心から願っていた。ある日、ハチはレンの所属するTRAPNESTのタクミと再会。二人は付き合うようになるが、タクミの冷たい態度にハチは、すぐに別れを決意。
 その後、BLACK STONESのノブに告白され、付き合い始めるが、ハチはタクミの子供を身ごもっていた…


【データ】
上映時間 130分
製作年度 2006年
配給会社 東宝
監   督 大谷健太郎
出   演 中島美嘉/市川由衣/玉山鉄二/姜暢雄/丸山智己/本郷奏多/成宮寛貴
個人的な評価 ★★☆☆☆
 2作目にありがちな 「ま、こんなもんでしょ」 といった感想だ。
 ハチ役が宮崎あおいから市川由衣に代わったことはそれほど違和感は無かった。
 しかし、ストーリー的には淡々とした感じで、ムリに続編を作らなくても良かったかな…
 「その後のNANAたち」 として観る分には、それなりに楽しめるかも?
【 2006年12月23日/MOVIX三郷 】





7月24日通りのクリスマス


 「電車男」でヒロインのエルメスを演じた中谷美紀が一変、彼氏いない歴29年のオタク女子≠ノ扮する。街並みが似ている長崎と妄想の街リスボンを舞台に展開するラブ・コメディ。

【ストーリー】
 生まれ育った長崎で単調な毎日を送るOL・小百合は、妄想の中でポルトガルのリスボンに暮らし、出会う男性に『自分だけの王子様ランキング』をつけて退屈な日常をやり過ごしている。
 そんな彼女にとって、唯一の自慢は、超美男子の弟・耕治だけ。にもかかわらず、弟が連れてきた恋人・メグミは、自分そっくりのさえない女性で、小百合のイライラはさらに募る。
 幼なじみの漫画オタク・森山に、「恋がしたい」と愚痴ってばかりの悶々とした日々の中で、小百合は、長年にわたり王子様ランキング1位を独走中の憧れの先輩・聡史に再会。しかも、なんだかいいムードに舞い上がる小百合だが…

【データ】
上映時間 108分
製作年度 2006年
配給会社 東宝
監   督 村上正典
出   演 大沢たかお/中谷美紀/佐藤隆太/上野樹里/阿部力/劇団ひとり/川原亜矢子/沢村一樹/YOU/小日向文世
個人的な評価 ★☆☆☆☆
 リスボン(ポルトガル)の町並みが実に美しい。
 ピンクやオレンジ色の石造りの建物が明るい南欧の陽光に映えており、人々の陽気ささえ感じるほどだ。
 そんな町の中をおもちゃのような市電が走る風景は、「ポルトガル、行ってみてぇ〜!」と強く思わせる。
 リスボンの町中を擬似散策するのに絶好の映画だ。
 で、肝心のストーリーは…
 少女マンガの世界からまったく脱却していない。 映画で観なくとも、レンタルDVDを待っても良い程度の作品だ。
【 2006年11月17日/MOVIX三郷 】





トンマッコルへようこそ


 争いごととは無縁の村に迷いこんだ兵士たちが、村人の温かさに触れて互いの絆を深めてゆく、ファンタジックなヒューマン・ドラマ。音楽を「ハウルの動く城」の久石譲が担当。

【ストーリー】
 1950年代、朝鮮戦争が続く中、戦争とはまるで無縁の平和な村が山奥にあった。その名はトンマッコル。
 そんな村へまるで導かれるように、アメリカ人パイロットのスミス、韓国軍の2人、それに敵対する人民軍の3人がやってきた。顔を合わすなり、銃を持ってにらみ合う両者だが、銃や手榴弾を見たことがない村人たちは呑気なもの。
 偶然から村人たちの食料貯蔵庫を爆破してしまった兵士たちは、ひとまず協力して村人たちの畑仕事を手伝うことに。やがて両者に心の交流が生まれてくるが…


【データ】
上映時間 132分
製作年度 2005年
配給会社 韓/日活
監   督 パク・クァンヒョン
出   演 シン・ハギュン/チョン・ジェヨン/カン・ヘジョン/イム・ハリョン/スティーブ・テシュラー/ソ・ジェギョン
個人的な評価 ★★★★★
 朝鮮戦争のリアリティーと童話の世界のようなファンタジーが融合した不思議な作品で、穏やかで幻想的なトンマッコルの村に心を惹きつけられた。
 戦争とは何か? 人と人が争うって何? 本当の敵って誰? そのようなことを考えさせられてしまう。
 トンマッコルのような村が地球上のすべてであれば、人間は人間らしく生きることができるのに…
 作品の中からは、朝鮮半島の民族統一を切に願ったメッセージも感じられた。
 ストーリー、映像共に素晴らしい映画だったが、不必要にカメラが上下左右にグラグラと安定していないシーンがいくつかあり、それが非常に気になった。
【 2006年11月 4日/MOVIX三郷 】





ただ、君を愛してる


 「いま、会いにゆきます」の市川拓司の原作を、玉木宏と宮崎あおい主演で映画化した切ない恋物語。2003年に公開した「恋愛寫眞 Collage of Our Life」のアナザーストーリー。

【ストーリー】
 大学入学式の日、誠人は幼い容姿の個性的な女の子、静流と出会う。コンプレックスのため、人とうまく付き合えない誠人だったが、彼女とは自然に打ち解けることができた。静流も誠人といつもいっしょにいたい気持ちから、カメラを手にするようになる。
 そんな二人は毎日のように森へ写真撮影に出掛けていく。しかし、誠人は同級生のみゆきに想いを寄せていた。いつも一緒にいるのに静流のことは女の子として見ていない誠人。誠人のために静流は大人の女性になろうと決心する。


【データ】
上映時間 116分
製作年度 2006年
配給会社 東映
監   督 新城毅彦
出   演 玉木宏/宮崎あおい/黒木メイサ/小出恵介/上原美佐/青木崇高/大西麻恵
個人的な評価 ★★★★☆
 宮崎あおい と 黒木メイサ に愛される、羨ましい三角関係の恋愛ストーリーだが、そこには純粋さと爽やかさが凝縮されている。
 ストーリー設定と宮崎あおいの演技にリアリティーがあり、自然とスクリーンの中に引き込まれてしまう。
 現実味のあるストーリー展開とは対照的に、物語の中心舞台となる美しい森が幻想的でもあり、映像とストーリーの両方を楽しめる作品だ。
 ラストに流れる大塚愛の歌声が、さらに涙を誘う…
【 2006年10月30日/MOVIX三郷 】





地下鉄(メトロ)に乗って


 浅田次郎の原作を映画化した、ファンタジックな人間ドラマ。タイムスリップにより様々な時代に迷い込む主人公に堤真一。彼の父親を大沢たかおが演じている。

【ストーリー】
 絶縁状態の父親が倒れたという知らせを受けた日、小さな衣料品会社の営業マン・長谷部真次は、いつものようにスーツケースを転がしながら地下鉄で移動していた。そこに突然、亡き兄が姿を現す。兄の背中を追って地下通路を抜けると、そこは昭和39年の東京だった。ほどなくして真次は無事現在に戻ってくるが、後日、今度は恋人の軽部みち子も一緒に昭和21年に遡り、闇市でしたたかに生きる若き日の父・小沼佐吉に出会う。


【データ】
上映時間 121分
製作年度 2006年
配給会社 ギャガ=松竹
監   督 篠原哲雄
出   演 堤真一/岡本綾/常盤貴子/大沢たかお/田中泯/吉行和子
個人的な評価 ★★☆☆☆
 矛盾だらけのストーリーなので、細かいことを気にせずに観なくてはならない作品だ。 そうすることにより、この作品の面白さがよく分かる。
 みち子(写真左)は計算すると42歳になるのだが、若過ぎてとても歳相応に見えない… キャスト、またはストーリーの設定ミスじゃないか?
 かなり飛躍し過ぎたストーリー展開だが、深く考えずに楽しむには手ごろな映画だ。
 人にはそれぞれ、語らずとも誇れる過去があるってことですね。
【 2006年10月25日/MOVIX三郷 】





涙そうそう


 森山良子の大ヒット曲から生まれた、感動の恋愛ドラマ。主演に「春の雪」の妻夫木聡、「ラフ」の長澤まさみ。2人の母親役に小泉今日子を迎え、沖縄を舞台に物語が展開する。

【ストーリー】

 いつか自分の店を出したいと夢を抱いて那覇の市場や居酒屋で朝から晩まで元気いっぱい働く洋太郎。
 そんな彼にとって自分の夢より何よりも優先すべきは大切な妹・カオルの幸せ。まだ幼い頃、どんなことがあっても妹を守ると母と交わした約束を忘れることはなかった。
 その妹が高校進学を機にオバァと暮らす島を離れ、洋太郎と一緒に暮らすことになる。久々に再会したカオルの美しく成長した姿に洋太郎は動揺を隠せない。

【データ】
上映時間 118分
製作年度 2006年
配給会社 東宝
監   督 土井裕泰
出   演 妻夫木聡/長澤まさみ/麻生久美子/塚本高史/中村達也/平良とみ/森下愛子/船越英一郎/橋爪功/小泉今日子
個人的な評価 ★★★★☆
 終わり方≠ェ実に素晴らしい作品だ。 ストーリーの山がエンドロールにまで及んでおり、夏川りみの唄う 「涙そうそう」 の歌声が、ジ〜ンと心にしみわたる。
 この終わり方が無ければ 『★×2つ』 ってところだが…
 クライマックスに向けて、途中にある山場をもう少し引っ張っても良かったのではないか。
 ゆったりとした沖縄方言のイントネーションも、耳に心地良い。
 エンドロール後の1シーンも、ほのぼのとさせてくれる。
【 2006年10月16日/MOVIX三郷 】





16ブロック


 NY市警の刑事が警察のウラ側を目撃した囚人を守るために同僚を敵に回す。「ダイ・ハード」のブルース・ウィリスを迎え、リチャード・ドナー監督が描くクライム・アクション。

【ストーリー】
 夜勤明けで署に戻った刑事ジャック・モーズリーは、上司に簡単な任務を課せられた。それはわずか16ブロック先の裁判所まで囚人エディ・バンカーを護送するというもの。
 嫌々任務を引き受けたジャックはエディを車に乗せて護送を始めたものの、渋滞やうるさいエディに嫌気がさし、エディを車に残したまま酒を買いに行ってしまう。 だがジャックが車に戻ってくると、そこにはエディに向けて銃を構える男がいて…

【データ】
上映時間 101分
製作年度 2006年
配給会社 米/ソニー
監   督 リチャード・ドナー
出   演 ブルース・ウィリス/モス・デフ デビッド・モース/ジェナ・スターン
個人的な評価 ★☆☆☆☆
 比べるつもりはまったく無かったが、ついつい 「ダイハード3」 と重なってしまう部分がある。
 「ダイハード3」 ではアスピリン≠セったのが、ミント・タブレット≠ノ変わったのか? と思えて仕方ない。
 しかし、ストーリーは単調で、アクションも無し、ド派手なシーンも乏しく、笑いも無い… 作品の出来栄えとしては 「ダイハード3」 にまったく届いていない。
 結末のひねり≠燒ウく、予想通りのストーリー展開だ…
【 2006年10月15日/MOVIX三郷 】





イルマーレ


 韓国で大ヒットした同名作をリメイク。2年の時を隔てて展開するラブ・ストーリーを、「スピード」で人気を博したキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックの共演でつづる

【ストーリー】
 シカゴの病院の医師であるケイトは、湖畔に立つガラス張りの家から引っ越すことになった。家を出る時、次の住人に宛てて手紙を残した。「郵便物の転送をお願いします。玄関の犬の足跡は元からありました」。
 新しい住人アレックは、玄関を見たが犬の足跡はなかった。しかし翌日、迷子の犬がやってきて、ペンキで足跡をつけた。アレックは、このことをケイトに手紙で知らせる。
 数回の手紙のやりとりからアレックは、ケイトが2年後の世界にいることを知る。2人の不思議な文通は続き、やがて愛し合うようになる。

【データ】
上映時間 98分
製作年度 2006年
配給会社 米/ワーナー
監   督 アレハンドロ・アグレスティ
出   演 キアヌ・リーブス/サンドラ・ブロック
個人的な評価 ★★★☆☆
 2年間の時間のズレがある不思議な空間の中で静かに進む恋愛物語は、実に落ち着いた大人の映画だ。
 深く考えてしまうと矛盾だらけなのだが、この手の作品によくある時空間の矛盾はストーリーの中でうまく吸収してしまっていた。いや、それらを考えさせないほどにストーリーが良くできていた…と言うべきか。
 終わり方も非常にスッキリしており、このあたりも大人の映画を感じさせる。
 タイトルの「イルマーレ」は登場するレストランの名前だが、このタイトルの付け方には疑問を感じた。
【 2005年10月 8日/新宿ミラノ座 】





東京フレンズ The Movie


 人気歌手、大塚 愛主演で好評を博したDVDドラマの劇場版。「ロングバケーション」などの名作テレビドラマを手掛けた永山耕三監督による、女性が主人公のラブ・ストーリー。

【ストーリー】
 家業手伝いの地方在住のごく普通の女の子・玲が一気奮発して上京。
 転がりこんだ先は、下北沢にある幼なじみの友人・暁美宅。貼り紙を見て決めたアルバイト先の居酒屋、「夢の蔵」で出会ったのは、美大生の真希、店に入りびたりのOL・涼子、不思議系演劇少女・ひろの。そして、バンド・“サバイバル・カンパニー”のメンバーたち。
 ギタリストの隆司に「玲の声が好きだから」とバンドのボーカルに迎え入れられ、玲の環境は一変して…。
 東京で出会った新しい友達(東京フレンズ)と玲、夢なんて見つからないと思っていた皆が出会い、夢を見つけていく様子を、それぞれの人生をリアルに描いた青春群像劇。

【データ】
上映時間 115分
製作年度 2006年
配給会社 松竹
監   督 永山耕三
出   演 大塚愛/松本莉緒/真木よう子/小林麻央/瑛太/平岡祐太/佐藤隆太/佐々木蔵之介/古田新太/北村一輝/勝村政信
個人的な評価 ★☆☆☆☆
 DVDドラマの域を脱していない…
 「描いた夢を追いかける」という素晴らしいテーマのストーリーなのに、それが描ききれていないのが残念だ。
 ストーリー展開も淡々としており、笑いも涙も感動も乏しい。 大塚愛の歌だけが光っている作品だ。
 「まぁ、こんなもんでしょ…」と、妻の弁。
【 2006年 8月12日/MOVIX三郷 】





日本沈没


 小松左京原作のSF大作を、草なぎ剛、柴咲コウら人気キャストで33年ぶりにリメイク。CGで描かれる超自然災害は迫力満点。極限状態の中で生まれる人間ドラマも必見だ。

【ストーリー】
 日本各地で大規模な地震が頻発する中、潜水艇のパイロットの小野寺は、同僚の結城と共に地球科学博士・田所の指揮の下、深海調査に参加。その結果、大地震と噴火活動によって日本が1年以内に沈没するという驚愕の事実を知る。
 総理大臣・山本は諸外国に日本国民の受け入れを要請し、危機管理担当大臣の鷹森は日本を救う方法を求めて田所を訪ねる。そんな中、小野寺は被災現場でハイパーレスキュー隊員の玲子と出会い、お互いに心引かれるのだった。

【データ】
上映時間 135分
製作年度 2006年
配給会社 東宝
監   督 樋口真嗣
出   演 草なぎ剛/柴咲コウ/豊川悦司/大地真央/石坂浩二/及川光博/福田麻由子
個人的な評価 ★★★★☆
 30年前に観た「昭和の日本沈没」も衝撃的だったが、CGを駆使した「平成の日本沈没」はかなりリアルで恐怖さえ感じた。
 ストーリー展開もかなり内容の濃いものとなっており、音楽、映像と合わせてとても良くできた作品だ。
 しかし、原作とこんなにも大きくかけ離れているストーリーには驚いた。
 柴崎コウ演じる玲子なんぞは原作にはまったく登場しないし、結末がまったく正反対だった。
 こんなに違っているのに、小松左京氏はよくOKを出したものだ…
【 2006年 7月28日/MOVIX三郷 】





パイレーツ・オブ・カリビアン 〜デッドマンズ・チェスト〜


 ジョニー・デップが “流血を好まない海賊” を演じる人気シリーズの第2弾。前作のメイン・キャストたちが再集結し、“深海の悪霊”と呼ばれる伝説の海賊に挑むアドベンチャー

【ストーリー】
 前作で、不死の海賊バルボッサからブラックパール号を奪い返した孤高の海賊ジャック・スパロウ。自由な大海原に船出したはずの彼の前に、逃れられない宿命が立ちはだかる。
 それは、今から13年前のこと… ジャックはブラックパール号の船長となるため、自らの魂と引き換えに、船乗りたちが最も恐れる “深海の悪霊” ディヴィ・ジョーンズと「血の契約」を交わした。そして今、その“契約期間”は終わり、ジャックの魂を取り立てるため、巨大な闇の力が海底をうごめいていたのだ。さすがのジャック・スパロウも、今度こそ命運が尽きようとしていた。

【データ】
上映時間 151分
製作年度 2006年
配給会社 米/ブエナ・ビスタ
監   督 ゴア・バービンスキー
出   演 ジョニー・デップ/オーランド・ブルーム/キーラ・ナイトレイ ビル・ナイ
個人的な評価 ★★★☆☆
 今回もジョニー・デップ演じるおとぼけなジャック・スパローがたまらなく面白い。
 あの歩き方、顔の表情、キャラクターのすべてが彼のハマリ役だ。 裏切られるのに最後は信じてしまう、そんな人間性も見事に演じきっている。
 しかし、ストーリー展開は前作よりもかなりレベルダウンといった感じだ。
 戦いのシーンが多過ぎる感がある。 登場人物の心の描写がもう少しあってもいいかな…
 おまけに、話しが完結しないので第3作目への 「序章」 になってしまっている。
 これから観に行かれる方は、第1作目のストーリーや登場人物をしっかりと復習してから観ることをオススメする。
 また、エンドロール終了後にほんの数秒だけのカットがあり、これがなかなか笑えるので、最後の最後まで席を立たないように…
【 2006年 7月22日/MOVIX三郷 】





M:i:III


 トム・クルーズ主演の人気スパイ・アクションの第3弾。敵役に今年のアカデミー賞受賞俳優、フィリップ・シーモア・ホフマンを迎え、めまぐるしいアクションを展開する。

【ストーリー】
 スパイを引退したイーサン・ハントは教官となり、婚約者のジュリアと幸せな日々を過ごしていた。しかし教え子リンジーの危機を知らされた彼は、現場に復帰。リンジーの救出作戦に参加するが、彼女は頭に仕掛けられた爆弾で死んでしまう。その後、一連の事件の裏に闇商人オーウェン・デイヴィアンがいることを知ったイーサンのチームは、デイヴィアンを秘密裏に確保すべく、一路バチカンへと向かうのだった。

【データ】
上映時間 126分
製作年度 2006年
配給会社 米/UIP
監   督 J・J・エイブラムス
出   演 トム・クルーズ/フィリップ・シーモア・ホフマン/ローレンス・フィッシュバーン
個人的な評価 ★★★☆☆
 前作の1、2に引き続き、今回もハラハラドキドキの連続で息つく間もない軽快なストーリー展開だ。
 「あり得ねぇ〜」ってシーンばかりだが、このシリーズだと何故かそれも許されてしまう。
 梅雨のジメジメを吹き飛ばすには、この作品はいいかも〜☆
 今回はストーリー展開にひと捻りがあったので、アクションばかりを楽しんでいると「え?何、何?どういうこと???」となってしまうので要注意。
【 2006年 7月 8日/MOVIX三郷 】





タイヨウのうた


 香港映画「つきせぬ想い」をベースに、歌を通して気持ちを伝えようとする難病の少女のピュアな想いを描くラブ・ストーリー。昨年、衝撃的なデビューを果たした歌手YUIの映画初主演作。

【ストーリー】
 雨音薫、16才。学校に行かず、夜になると駅前の広場で歌い続ける毎日。彼女は、太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気を抱えていた。昼と夜の逆転した孤独な毎日。彼女は歌うことでしか生きていることを実感できないのだ。
 そんな彼女の秘密の楽しみ、それは、彼女が眠りにつく明け方からサーフィンに向かう孝治を部屋の窓から眺めることだった。太陽の下では決して出会う事のない二人だったが、運命は二人を引き寄せる。

【データ】
上映時間 119分
製作年度 2006年
配給会社 松竹
監   督 小泉徳宏
出   演 YUI/塚本高史/麻木久仁子/岸谷五朗/通山愛里/田中聡元/小柳友/山崎一
個人的な評価 ★★★☆☆
 「宣伝」がその映画の本当の良さを半減させる…
 TVのCMや映画館のポスター、予告編などで、あれほどまでに「泣ける、泣ける、とにかく泣ける」を印象付けられていると、「へ!?、ドコでそんなに泣けるの???」と冷めた感想しか出てこない。
 宣伝をまったく見ないでこの映画を鑑賞すれば、はかない人生を一生懸命に生きる少女の純愛が素晴らしく描かれており、とても心に残る作品だ。
 「宣伝失敗!」その一言に尽きる映画だ。
【 2006年 6月23日/MOVIX三郷 】





初恋


 日本犯罪史上に残る3億円強奪事件の犯人が女子高生だったという設定で書かれた中原みすずの同名小説を映画化。'60〜'70年代の世相を背景に、青春の危うさを瑞々しく描く。

【ストーリー】
 1968年。東京・府中で現金輸送車が襲われ三億円が強奪された。誰も傷つけず、わずか数分で…。
 日本犯罪史上最大の未解決事件「府中三億円強奪事件」。1975年に時効を迎え、真相は迷宮入りとなっているこの事件は、数多くの映画やドラマなどで描かれてきた。しかし、こんな話を聞いたことがあるだろうか。この実行犯が実は女性だったと…。しかも、18歳の女子高生であることを…

【データ】
上映時間 114分
製作年度 2006年
配給会社 ギャガ
監   督 塙幸成
出   演 宮崎あおい/小出恵介/宮崎将/小嶺麗奈/柄本佑/藤村俊二
個人的な評価 ★★☆☆☆
 三億円事件の犯人が実は女子高生だった… そのユニークな発想には脱帽だ。映画を観ていると、「もしかして、実話?」と思えてしまう。
 犯人の目的は金ではなく、政治を変えようとする目的だった、というオチもなかなか面白い。
 しかし、主題である主人公の純愛も仲間たちとの絆も中途半端に描かれてしまっており、全体的に散漫とした作品になってしまっている。
 故に、ラストで仲間たちのその後の消息が流れるシーンがあるが、それを見ても 「あ、そっ」 って程度の感想しか出てこない。
 ストーリー展開も淡々としているので、もう少しメリハリが欲しいところだ。
【 2006年 6月19日/シネカノン有楽町 】





ダ・ヴィンチ・コード


 世界的なベストセラーとなったダン・ブラウンの同名小説をトム・ハンクス主演で映画化。レオナルド・ダ・ビンチの名画に隠された暗号の謎を追う大学教授の姿を描くミステリー。

【ストーリー】
 閉館後のルーヴル美術館。ダ・ヴィンチの有名な素描「ウィトルウィウス的人体図」を模して横たわる、館長の死体が発見された。死体の周りに残された、不可解な暗号。その暗号の中には、その夜、彼が会う約束をしていたハーヴァード大学教授ラングドンの名前が含まれていた。
 殺人の容疑者として現場に連れて来られたラングドンだったが、館長の孫娘で暗号解読官のソフィーに助け出される。暗号の謎をときはじめるふたり。しかしそれは、歴史的真実を覆す謎解きのはじまりに過ぎなかった。

【データ】
上映時間 150分
製作年度 2006年
配給会社 米/ソニー
監   督 ロン・ハワード
出   演 トム・ハンクス/オドレイ・トトゥ/ジャン・レノ/イアン・マッケラン
個人的な評価 ★★★★☆
 どんでん返しに次ぐどんでん返しで、いったい誰が味方で敵なのか… まったく息の抜けないストーリー展開だ。
 そしてラストシーンに大どんでん返しが… 「結局、そこだったのか〜!」と、ついつい唸ってしまう結末が待っていた。
 複雑な宗教の話しだけに、字幕をじっくり読んで理解しながらでないとついていけない部分が多かった。よって、2回観ると作品の良さがもっと分かるのだろう。
 歴史と宗教が絡み合った、奥の深いミステリー作品だ。
【 2006年 6月 1日/MOVIX三郷 】





ピンクパンサー


 クルーゾー警部が事件解決に奔走する姿をコミカルに描いた人気シリーズの最新作が登場。故ピーター・セラーズに替わり、警部を演じるのは人気コメディ俳優スティーブ・マーチン。

【ストーリー】
 サッカーの国際試合で、フランス代表チームの監督グルアンが何者かに殺害され、所有していたピンクパンサー・ダイヤモンドが忽然と姿を消した。
 ドレイフェス警視は、この事件で自らを引き立てるため、クルーゾーを警部に抜擢し任務にあたらせる。早速、助手のポントンとともに犯人逮捕に乗り出したクルーゾー警部だが、捜査に向かったニューヨークの空港でとんでもないトラブルに巻き込まれ、『フランスの恥』と報道されてしまう。

【データ】
上映時間 93分
製作年度 2006年
配給会社 米/FOX
監   督 ショーン・レビ
出   演 スティーブ・マーチン/ケビン・クライン/ジャン・レノ ビヨンセ・ノウルズ
個人的な評価 ★★★☆☆
 ピーター・セラーズの演じるクルーゾー警部の印象が強いので、スティーブ・マーチンのクルーゾー警部に慣れるのに時間がかかった。
 別の映画で予告編を観たときにはおおいに笑えたのだが、本編を観ると素直に笑えない部分が多い。それは、他人の犠牲の上にある笑いだからだ。車椅子が坂道を疾走したり、老婆が回転灯に当たったり、人が車に引き摺られたり…
 何も考えずに観る分には充分に笑えるのだが…
 ストーリーとしては最後にスッキリとする出来になっており、バカなままのクルーゾー警部で終わらなかったところが救いだ。
【 2006年 5月15日/MOVIX三郷 】





陽気なギャングが地球を回す


 人気ミステリー作家、伊坂幸太郎の小説を大沢たかおら主演で映画化した痛快サスペンス。奇妙な特技を持った4人の男女が出会い、銀行強盗を重ねる姿をスタイリッシュに描く。

【ストーリー】
 かもめ銀行。電話を受けたひとりの銀行員・朝倉が「爆弾が仕掛けられています。早く逃げて!」と叫んだ。一目散に銀行から居なくなる人々。残ったのは朝倉の他、居合わせた男女4人。その内のひとり成瀬が、銀行の金を狙った朝倉の狂言を見破った。実はこの4人。それぞれにちょっと変わった特技を持っていた。嘘を見抜く成瀬、スリの天才・久遠、演説のエキスパート・響野、完璧な体内時計を持つ雪子。万事休すの朝倉を前に、彼らは思った「自分たちならもっと上手くやれる!」

【データ】
上映時間 92分
製作年度 2006年
配給会社 松竹
監   督 前田哲
出   演 大沢たかお/鈴木京香/松田翔太/佐藤浩市/大倉孝二/加藤ローサ
個人的な評価 ★☆☆☆☆
 派手過ぎ、ハチャメチャ過ぎ、リアリティー感まったくなし、それでいて笑いにも乏しい、何を言いたいのかが不明…
 すべてが中途半端になっており、これだけのキャストを揃えたのにもったいない。
 ムリに笑わせようとして同じネタを何回も繰り返されては、観ているほうは余計に冷めてしまうものだ。
 子どものなぞなぞで「キリンを冷蔵庫に入れる4つの条件」だけが辛うじて心に残った。
 特撮とCGの出来は上出来だが、期待するほどの映画ではなかった。
【 2006年 5月13日/MOVIX三郷 】





チェケラッチョ!!


 ヒップホップバンドを結成した高校生4人組が、恋や進路に悩む姿をポップな音楽にのせて描く青春ドラマ。市原隼人が主人公・透を演じるほか、人気バンド、ORANGE RANGEが主題歌を担当。

【ストーリー】
 透、暁、哲雄は高校3年生。進路も決まらないまま、退屈な日々を送っていた。ある日、バイト先の水族館で年上の美女、渚と出会った透は、ひと目で恋に落ちた。同じ頃3人は、幼なじみの唯に連れられていったライブで、人気バンド「ワーカホリック」のクールなステージを目の当たりにし、自分たちもバンドを組んでラップに挑戦することに。お調子者の暁のお膳立てで、「ワーカホリック」のライブで前座を務めることになるが…

【データ】
上映時間 117分
製作年度 2006年
配給会社 東宝
監   督 宮本理江子
出   演 市原隼人/井上真央/平岡祐太/柄本佑/玉山鉄二/伊藤歩/KONISHIKI/陣内孝則
個人的な評価 ★★★☆☆
 ラップを中心とした作品かと思っていたが、それはあくまでもきっかけだけであって、爽やかで、元気で、そして切ない青春映画を凝縮した作品だ。
 観ていてとても元気をもらえる映画だ。
 沖縄方言のゆったりとしたイントネーションの会話も耳に心地良く、美しい沖縄の海を楽しみながら心も癒される。
 個性溢れる出演者たちだが、変に浮いたところが無く、全体にまとまったストーリー展開は観客を飽きさせない yo〜☆
【 2006年 5月10日/MOVIX三郷 】





ニュー・ワールド


 「シン・レッド・ライン」の巨匠テレンス・マリック監督最新作。コリン・ファレル扮する英国人冒険家とアメリカの先住民族の娘との運命的な愛の行方を壮大なスケールで描く。

【ストーリー】
 1607年、イギリスを出航した船が北米ヴァージニアに到着する。しかしそこにはすでに、ネイティヴ・アメリカンの人々が暮らしていた。船には反乱罪で繋がれていたジョン・スミス大尉がいた。船長は彼の命を惜しみ、ネイティヴとの交渉役を託す。しかしスミスはネイティヴの戦士たちに囚われ、処刑されそうになる、その彼の命を助けたのが王の娘ポカホンタスだった。2人は恋に落ちるが、やがてスミスは砦に戻らなくてはならない日が来る。

【データ】
上映時間 136分
製作年度 2005年
配給会社 米/松竹
監   督 テレンス・マリック
出   演 コリン・ファレル/クリスチャン・ベール/クオリアンカ・キルヒャー/クリストファー・プラマー
個人的な評価 ★★★★☆
 セリフとナレーションがとても少なく、映像で見せ、そして語る作品だ。
 アメリカ開拓時代の始まり…入植期の美しい自然(何も無いが…)を、映像と音で存分に楽しませてくれる。この風景を見るだけでも価値のある映画だ。
 ストーリーはいたってシンプルで、涙と笑いは皆無に等しいが、先住民族と開拓者のはかなくも辛い恋愛が見事に描かれている。
 最後は納まるところに納まってしまう展開に、少々物足りなさを感じたが…
【 2006年 4月25日/新宿ミラノ座 】





県庁の星


 織田裕二と柴咲コウの豪華共演による人間ドラマ。三流スーパーで研修するはめになったエリート官僚が、パートの女性と店の立て直しに奔走する姿を描く。

【ストーリー】
 K県庁のエリート公務員・野村は、200億円をかけたプロジェクトを踏み台にキャリアの躍進を狙っている。プロジェクトに必要な「県と民間の交流」をクリアするため、半年間の研修に借り出された野村は、三流スーパー「満天堂」に派遣されることに。
 パート従業員の二宮が野村の教育係になるが、役所のスキルを押し通そうとする野村は、スーパーの現場に馴染めない。その頃県庁では、野村抜きでプロジェクトが動きはじめてしまう。


【データ】
上映時間 131分
製作年度 2005年
配給会社 東宝
監   督 西谷弘
出   演 織田裕二/柴咲コウ/石坂浩二/酒井和歌子/佐々木蔵之介/和田聰宏/紺野まひる/奥貫薫/井川比佐志
個人的な評価 ★★☆☆☆
 織田裕二と柴崎コウの絶妙な駆け引きは面白く、深く考えずに楽しめる作品だ。
 しかし、結局は巨大な行政の組織を改革することはできず、知事にも裏切られたことには無力感を覚えずにはいられない。
 「ほんの些細な改革(?)でも一歩前進だ」 と思えなくもないが…
 織田裕二のキャラクターを活かした笑い≠燉~しいところだ。
【 2006年 3月20日/MOVIX三郷 】





好きだ、


 一組の男女の17年越しの思いをつづるラブ・ストーリー。宮崎あおい、西島秀俊ら魅力的なキャストの、言葉にできない思いを伝える繊細な演技が光る。

【ストーリー】
 ユウとヨースケは高校に通う17歳。
 ヨースケは、いつも放課後になると川辺でギターを弾いている。まだまだ下手で、同じところばかり弾くギターのメロディを聞いていて、ユウも曲を覚えてしまった。ユウには姉がいる。半年前に大切な人を亡くした姉をユウも、そしてヨースケも心配していた。
 ある日、ヨースケがユウの姉を川辺に誘った。帰ってきた彼女は、ヨースケのあの曲を口ずさんでいた。そしてまたふたりが待ち合わせをした日、哀しい出来事が起きる。

【データ】
上映時間 104分
製作年度 2005年
配給会社 ビターズ・エンド
監   督 石川寛
出   演 宮崎あおい/西島秀俊/永作博美/瑛太/小山田サユリ/野波麻帆/加瀬亮/ 大森南朋
個人的な評価 ☆☆☆☆☆
 ピュアなラブストーリーは良く分かったが、「で、何が言いたいの?」って感じだ。
 ストーリーがダラダラと進み、観ていて飽きる。
 説明が足りな過ぎるシーンが多く、「何故?」と疑問だらけ。すべては自分で考えろってことか?
 宮崎あおいと永作博美の可愛さを加点しても、★は無し!
【 2006年 3月17日/アミューズCQN(渋谷) 】





ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女


 英国ファンタジーの2大傑作として、「指輪物語」とともに人気のC・S・ルイスの小説を映画化。動物が言葉を話す異世界の救世主にまつりあげられた4人の兄妹の冒険を描く。

【ストーリー】

 第二次世界大戦下のロンドン。ベンジー家の4人兄妹は、疎開のため、田舎の古い屋敷に預けられる。
 長兄のピーター、長女スーザン、次男のエドマンド、そして、無邪気な末っ子のルーシーは、屋敷の中で静かにするようにと女執事に厳しく言われる。しかし、遊び盛りの4人は言いつけを破り、怖い執事に見つからないように、屋敷中に隠れる。末っ子のルーシーが隠れた部屋には衣装ダンスがあった。扉を開けるルーシー。すると、そこは一面に雪が降り積もる森だった。衣装ダンスは、別の世界への入り口だったのだ。

【データ】
上映時間 140分
製作年度 2005年
配給会社 米/ブエナ・ビスタ
監   督 アンドリュー・アダムソン
出   演 ウィリアム・モーズリー/スキャンダー・ケインズ/ジョージー・ヘンリー/ティルダ・スウィントン
個人的な評価 ★★★★☆
 ん〜ファンタジー!
 子ども向けの小説が原作とあって、ストーリーも映像もシンプルで分かりやすい。
 頭を使わずにすんなりとファンタジーの世界に入り込める素晴らしい作品だ。
 話しの展開もダラダラしたところがなく、1話完結なのも評価できる。
 第2章以降の公開が今から待ち遠しい。
【 2006年 2月25日/MOVIX三郷 】





単騎、千里を走る。


 日本映画界が誇る名優・高倉健が、中国の名匠チャン・イーモウと組んだ話題作。息子への情愛を胸に秘めて中国へと旅立った男と、現地の人々との交流を映し出す。

【ストーリー】
 長年の確執を抱えたまま病に倒れてしまった息子が交わした約束を代わりに果たすため、高田は中国大陸奥地への旅を決意する。
 民俗学を研究する息子の健一は、舞踏家・李加民の仮面劇「単騎、千里を走る。」を撮影するために中国・雲南省を再訪する約束をしていたのだった。単身訪れた言葉の通じない異郷の地で途方に暮れる高田だったが、息子のためにという一途な思いが、通訳の青年チュー・リンをはじめ現地の人々を次第に動かして
行く。

【データ】
上映時間 108分
製作年度 2005年
配給会社 東宝
監   督 チャン・イーモウ
出   演 高倉健/リー・ジャーミン/ジャン・ウェン/チュー・リン/寺島しのぶ/中井貴一(声)
個人的な評価 ★★★★☆
 地味〜ぃで山場も無い映画だが、心にいつまでも残る作品だ。
 雲南省の雄大な自然、古い家々が残る町並み、そして昔からの生活が今でも続く村人たちの光景を観るだけでも、充分に価値のある映画だ。
 親切で人情味の溢れる中国の人々との交流も素晴らしい。
 朴訥な高倉健の人柄が、この雄大な大自然の風景、そして温かな人々との掛け合いにマッチしていた。
 しかし、今の中国でも、国家を相手にあれほどまでにすべてがすんなり行くとは、どうしても思えないが…
【 2006年 2月10日/コマ東宝劇場(新宿) 】





レジェンド・オブ・ゾロ


 スティーブン・スピルバーグ製作総指揮によるアクション活劇の続編。米国転覆をたくらむ秘密結社と、覆面のヒーロー・ゾロの戦いを妻との離婚騒動も絡めて活写する。

【ストーリー】
 カリフォルニアがアメリカ合衆国への仲間入りをしようとしていた1850年。民衆の自由獲得を機に引退し、家族を愛する男=アレハンドロに戻ることを決意した正義の男・ゾロの前に現れたのは、アメリカ滅亡を企む秘密結社だった。
 そのリーダー・アルマン伯爵は邸宅に“秘密兵器”を集積し、作戦を決行する機会を窺っていた。やがてアルマンの陰謀に気付いたゾロだったが…

【データ】
上映時間 131分
製作年度 2005年
配給会社 松竹=ブエナ・ビスタ
監   督 マーチン・キャンベル
出   演 アントニオ・バンデラス/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/ルーファス・シーウェル
個人的な評価 ★★★☆☆
 とにかく爽快!=@観た後は気分スッキリ!〜
 悪を倒すヒーローものの単純なストーリーで、頭を使わずにただただ楽しめる作品だ。
 今までのゾロでは見られなかった人間臭さ≠ェたっぷりと描かれており、ゾロを身近に感じることができる内容となっている。
 奥さんが美人で強い、そしてゾロの息子も勇敢で強い。そこに家族愛が織り交ぜられ、アクションとストーリーを楽しめた。
 悪の親玉の伯爵が見かけと違い、かなり強いのには驚いた。
【 2006年 1月31日/シネマ・ロサ(池袋) 】





フライトプラン


 アカデミー賞に輝くジョディ・フォスターの3年ぶりの主演作。高度1万フィートを飛行中の旅客機から消えた少女をめぐり、その真相を探る母親の苦闘を描くサスペンス。

【ストーリー】

 突然の夫の死によって、悲しみに打ちひしがれた航空機設計士のカイル(ジョディ・フォスター)は、6歳の娘ジュリアと共に帰国の途に向かっていた。
 ベルリン発ニューヨーク行き、最新型エアジェット──だが、高度1万メートルの上空で、彼女の娘は忽然と姿を消した…。しかし、乗客はおろか乗務員の誰一人として、ジュリアが機内に存在していたことを認めない。
 必死に機内を探すカイル。その時、乗務員は彼女に恐るべき“真実”を告げる。FAXで送られてきた記録によれば、ジュリアは6日前に夫と共に死亡していたというのだ。けれどもカイルには、娘がこの旅客機に搭乗しているとしか思えない確かな証拠があった…

【データ】
上映時間 98分
製作年度 2005年
配給会社 ブエナ・ビスタ
監   督 ロベルト・シュベンケ
出   演 ジョディ・フォスター/ショーン・ビーン/ピーター・サースガード/エリカ・クリステンセン
個人的な評価 ★☆☆☆☆
 子を想う母親の気持ちは痛いほど分かる… だがしかし! あそこまではやり過ぎだろ〜 
 いくらその飛行機を知り尽くしているからって、勝手過ぎるにもほどがある。 命をさらされた乗客や乗務員はたまったものではない。
 全体のストーリーがかなり飛躍し過ぎているのに、犯人の計画や結末が意外とあっけなく、計画性に乏しいのは拍子抜けだ。
 最後にもう一捻りの展開がないので、「あれ?それだけ?」となってしまった。
 「夫が無くなったのって昨日?」 「そんなに簡単に大金が振り込まれるの?」 「あれだけ機内で大騒ぎしておいて、お咎め無し?」 「疑いをかけたアラブ人に対して、何の詫びもないのか?」 etc… 素朴な疑問もたくさん残った。
【 2006年 1月29日/丸の内ピカデリー1(有楽町) 】





THE 有頂天ホテル


 脚本家・三谷幸喜の監督第3作は、大晦日のホテルを舞台にした群像コメディ。さまざまな事情を抱える男女23人が織り成す悲喜こもごもを描く。豪華俳優陣も話題に。

【ストーリー】
 物語の舞台は大晦日の大ホテル。そこに集ったそれぞれの人々に起こるそれぞれのハプニング。彼らに、幸せな新年は訪れるのだろうか?“ホテルアバンティ”の副支配人である平吉はなんとか今日、大晦日を無事に終えたいと願っていた。しかしなぜだか総支配人は行方知れずになり、ホテルにはワケありの人物たちが続々集結。彼の願いもむなしく、トラブルばかりが発生していく。おまけに別れた妻と遭遇。働いていると言えなかった平吉は、授賞式に呼ばれて来たのだと嘘を付いてしまうのだった。


【データ】
上映時間 136分
製作年度 2005年
配給会社 東宝
監   督 三谷幸喜
製   作 亀山千広
出   演 役所広司/松たか子/佐藤浩市/香取慎吾/篠原涼子/戸田恵子/生瀬勝久/原田美枝子/唐沢寿明/津川雅彦/伊東四朗/西田敏行
個人的な評価 ★★☆☆☆
 頭を使わずにただただ笑える作品。 フジテレビが協賛と言うのがうなずける。
 しかし、ドタバタ系ではなく、言葉や表情、演技で笑わせて欲しかった。
 感動は乏しいものの、登場人物の一人一人に個性と物語りがあり、人間ドラマとして楽しんだほうが良さそうだ。
 それにしても、ずいぶんと役者を集めたものだ…  フジテレビ・高島彩アナウンサーまで出演していたのには驚いた。
【 2006年 1月20日/MOVIXさいたま(さいたま新都心) 】





男たちの大和 YAMATO


   世界最大最強を誇りながらも、米軍の総攻撃に沈んだ戦艦大和。その乗組員と家族の人生模様を、CGを駆使した壮絶な戦闘シーンを交えて描き出す戦争ドラマ。

【ストーリー】
 昭和19年の春。特別年少兵として戦艦大和に乗り込んだ神尾たちは、憧れの大和を前にし目を輝かせていた。しかしその喜びも束の間、彼らを待ち受けていたのは厳しい訓練の日々だった。神尾たちは上官である森脇・内田の叱咤激励のもと訓練に励んでいたが、彼らの努力もむなしく、日本は日増しに敗戦の色を濃くしていた。そして翌年の4月。米軍が沖縄上陸作戦を開始したのを受け、大和は沖縄特攻の命を下される。

【データ】
上映時間 145分
製作年度 2005年
配給会社 東映
監   督 佐藤純彌
原   作 辺見じゅん
出   演 反町隆史/中村獅童/鈴木京香/渡哲也/仲代達矢/松山ケンイチ/蒼井優/寺島しのぶ
個人的な評価 ★★★★★
 日本の戦争映画にありがちな 「天皇陛下万歳!」 と叫びながら死んでいくシーンはまったく無し。 戦争に向かう若者たちの本音を描いた感動的な作品だ。
 お国のためではなく、愛する人を守るために青春をかけた彼らはとても切なく、涙無くして観られない映画だった。
 戦争を通じて、命の尊さと生きることの大切さを改めて痛感した。
 最後に流れる長渕剛の曲が実にマッしており、エンドロールが完全に止まるまで席を立つ客はいなかった。
【 2006年 1月13日/MOVIXさいたま(さいたま新都心) 】




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